ジューンティーンスとは?アメリカの祝日「Juneteenth」をわかりやすく解説
2020年代に入り、日本でも耳にする機会が増えた「ジューンティーンス(Juneteenth)」。この祝日が一体何なのか、ご存知でしょうか?
ジューンティーンスとは奴隷解放を祝う日
ジューンティーンスは、毎年6月19日に祝われるアメリカの連邦祝日です。その起源は1865年6月19日。この日、テキサス州に最後に残っていた奴隷たちに、奴隷解放が告げられました。リンカーン大統領による奴隷解放宣言(1863年)から2年以上経ってからの出来事であり、アメリカにおける奴隷制度の終わりを象徴する日として記憶されています。
なぜ今、注目されているの?
近年、アメリカにおける人種間の平等への意識が高まる中で、ジューンティーンスはより広く認識されるようになりました。2021年には連邦祝日として制定され、全米でその意義が再確認されています。
どんなお祝いをするの?
ジューンティーンスには、パレードやフェスティバル、家族での集まりなどが行われます。BBQや伝統的な赤い食べ物(ハイビスカスティーなど)を楽しむ習慣もあります。これは、解放後に流された血や生命力を象徴すると言われています。
ジューンティーンスは、自由と平等を祝うとともに、アメリカの歴史と向き合う大切な日なのです。