あなたの街を支える「住民税」って何?
お給料明細を見て、「所得税」と一緒に「住民税」が引かれているのを見たことがある方も多いはず。でも、所得税とはどう違うの?と疑問に感じる方もいるかもしれませんね。
住民税とは、私たちが住んでいる都道府県や市区町村に納める税金のことです。所得税が国に納める税金であるのに対し、住民税は地方自治体の財源となり、私たちの身近な公共サービスに役立てられています。例えば、学校教育、ごみ収集、道路の整備、福祉サービスなど、私たちの日常生活に欠かせないサービスは、この住民税によって支えられているんですよ。
住民税は、「均等割」と「所得割」の二つの要素で構成されています。均等割は、所得にかかわらず一定の金額を負担するもので、所得割は、前年の所得に応じて課税されるものです。
所得税のように確定申告や年末調整で税額が決まった後、その情報に基づいて住民税が計算され、翌年に納付することになります。私たちの暮らしをより豊かにしてくれる住民サービスのためにも、住民税はとても大切な役割を担っているんですね。