なんでも保険で備えようとするのは、いくつかの理由で悪いと言えます。
1. 経済的な負担が大きくなる
保険料は毎月支払う必要があり、加入する保険の数が増えれば増えるほど、経済的な負担が大きくなります。特に、加入している保険の内容が重複している場合や、加入している保険が必要以上に充実している場合は、無駄な保険料を支払っている可能性があります。
2. すべてのリスクを保険でカバーすることはできない
保険はあくまでもリスクの転嫁手段であり、すべてのリスクをカバーすることはできません。例えば、地震や台風などの自然災害による損害は、保険で完全に補償することはできません。また、精神的な損害や時間的な損失を補償する保険はありません。
3. 保険金請求が認められない場合がある
保険金請求が認められるかどうかは、契約内容や事故の状況によって異なります。例えば、契約内容に合致していない事故や、故意に事故を起こした場合は、保険金が支払われない場合があります。
4. 保険金の受け取りには時間がかかる
保険金を受け取るには、必要書類を提出したり、調査を受けたりする必要があるため、時間がかかる場合があります。また、事故の状況によっては、保険金が支払われるまで時間がかかる場合もあります。
5. 保険会社倒産の可能性がある
保険会社は倒産する可能性があります。保険会社が倒産した場合、加入している保険契約が解約されてしまい、保険金を受け取ることができなくなる可能性があります。
以上のような理由から、なんでも保険で備えようとするのは良いとは言えません。保険に加入する前に、本当に必要な保険なのか、加入する保険の内容が適切なのかをよく検討することが重要です。
以下のような場合は、保険に加入するよりも、他の方法でリスクに対処した方が良いかもしれません。
- 自分で何とかできるリスク
- 発生確率が低いリスク
- 自分で備蓄できるリスク
- 保険料が高額なリスク
保険はあくまでもリスクの管理手段の一つであり、万能ではありません。リスクの程度や経済状況などを考慮して、自分に合った方法でリスクに対処することが大切です。